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2010年11月16日

映画 「人生逆転ゲーム  カイジ」を見ました

この映画、この間TVでも放映されたそうですね。残念。もう一度観ようかと思っていたけれど。

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でも、もう一度観たいまではいかないかな。続編が来年あるそうだからまた観ようか。今度は、主演の藤原竜也もう少し演技派になっていると思うし。

多分、原作の漫画はすごくよくてファンが多いのではないか。漫画の映画化ということだけど、映画にして130分にまとめるとこんな程度になってしまうか。

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かなり頭脳派的なゲーム感覚な漫画を映画化したと聞いていたから楽しみにしていたし期待はしていたんだけれど、思ったより、ゲームがわかりよすぎて、どこが頭脳ゲームだはてなマークはてなマークなんて思ったけれど、最後のカードでの戦い場面・・・もう少し盛り上げてほしかった、観ている側にも、なーるほどすごい!ぐらい思わせてほしい。とにかくわかりやす過ぎるのだ。あれ以上の複雑さは映画であらわすには無理なのか?


でも一般受けするには、この程度のレベルにしないと、観ている人が???かもしれないな。でもそれでは一般レベルにあわせすぎじゃないか。ゲームオタッキー人間や、頭脳ゲーム大好き人間には絶対もの足らない。


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来年続編があるというからそれに期待しようか。漫画のほうは、頭脳をつかうゲームが奥深くておもしろいと聞いた。やっぱり原作を読んでみたい。
 
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でもこんなにわかりやすいのに、それでも妻は、ゲームの内容がわからなくて、何度も私に聞いていたが、「あーだから皆にわかりやすくするためにこのゲームレベルだったことかな」と納得しました。

それは映画で人を集めるためにはしょうがないのか。妻も説明したらやっとわかったみたいで楽しんでいたけれど、妻たちの間ではリアリティーありの現実感はなくての軽い映画で、主婦達の間でも人気映画だとか言っていました。

それにしても主演の藤原竜也がやるには、絶対似合わない役だと思う。漫画の主人公のカイジの感じ見たけれど、漫画のイメージの主人公にはほど遠い。藤原竜也はきれいすぎる。ソフトすぎる。リアリティーにかなり欠けているし、藤原竜也が演じると文化祭ステージレベルより少しプラスした程度であの手の映画をこなすには少し無理があるかな。もっと演技になりきり思いがある人でなければだめだ。

くず人間がテーマになっていたけれど最初は、まあまあだったけれど、吊り橋の場面、ゲームのかけひきの部分、最後勝利の時、それには深みも迫力にもかけてちょっと弱すぎ。続編も藤原竜也だということなので、その頃には演技に深みがにもう少しほしいところだ。助演の天海祐希、香川照之はやっぱりうまい。彼らをもっと前面にだしてもいいくらいだった。

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全体的には、ストーリーもあるし、途中で知り合った、オッサンがいて彼がすごく光っている。死んじゃうのはかわいそうすぎた。あのオッサンは助けてあげたかったなあ。カイジ一人が残るんじゃなくて。

余談だけど、吊り橋の部分で一緒に最後の最後まで残った少年がいるけれど、あの少年というか青年は、結構犯人役とかでちょいちょい映画で観る。あの子はきっと今に主役クラスになるなあと思うよ。(私の予感ってあたるのです 脇役でも光っている子って結構いるんですね)


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充分楽しめる映画です。ただ頭脳ゲームを期待してみると、全然そんなことはなく、私の妻のように頭脳ゲームからほど遠い普通に映画を楽しめばいいっていう感覚の人にとってわかりやすくなっている。


映画で人気をとるためには、あまりにも頭脳プレーをみせすぎる映画にするとちょっとついていけなくなる人多いと思うけれど、漫画「カイジ」にはまっている人達には残念な映画になってしまったと思います。ゲームの駆け引き甘すぎます。もう少しわかりにくくして謎解きしたかったなあ。


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この辺は、一般人を低く見過ぎている気もするが。この手の映画観る人って、駆け引きの期待もあるから、結構レベル高い人間が観ているのですから。こんなに誰にでもわかるようにしなくてもいいのではないか。観る人のレベルはもっと高いということわかってほしかったなと思いました。


B級映画よりは楽しめたかな。結構画面には惹き込まれるし、緊迫感は始終でてくるし、ドキドキ感ばかりで緊張しましたからね。(勝負感は相当なかったけれど涙


とにかく原作を読まなくては熱くならない映画らしいから、私も原作の漫画読んでみることにしますマンガ


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posted by オサト at 14:50| 東京 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月12日

映画「今度は愛妻家…」をみて

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つい先日観た映画。

豊川悦司主演 『今度は愛妻家』

また豊悦か〜と思いましたが、(妻が豊悦のファンで借りてくる映画は、豊悦ばかりのため)

でも結構この映画よかったです。

まるで自分のことの映画のように、観いってしまいました。

あるブログで、こんなにいい映画は、久々・・・マジ大泣きした、、、とか感動言葉が書いてあったから、かなり期待もしたけれど、まあ、大泣きするほどではなかったけれど、なぜか心に残ってしまうじ〜んとくる映画でした。

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豊悦の役は、結構いい加減な男のカメラマン役なんだけど、ああいう男って日本って多いんじゃないかなあ。妻を大切にしているつもりでも、実際はかなり冷たいよねえ。妻役、薬師丸ひろ子がかわいそうすぎる。ほろり

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豊悦は昔売れっ子のカメラマン。今は仕事もやる気がしないカメラもやめてしまった男。で、なぜカメラをやめたか観ていると、な〜るほどとわかります。

あの写真を撮ってしまったから・・・さくら(薬師丸ひろ子)の後ろ向きに走っていく小さいなって写っている、さくらの写真・・・この写真がなんともいえず、悲しい結果を物語っている。この写真を観た段階で俺は涙がでてきてしまった。悲しい写真だ。

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それから、最後、俊介(豊悦)は、妻さくらの写真を何枚も撮るんだけど、写っているのは、さくらの「手」だけ・・・。この変に来ると、もうネタばれでストーリーは想像できたけれど・・・「シックスセンス」とか「ゴースト」とかでこの手の映画は慣れていましたので。
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この映画、登場人物の数も少なくて、それでいてストーリー性もありわかりやすくていい。複雑じゃない映画だし、石橋蓮司がオカマ役で笑えるしおもしろい。暗いムードの映画もおもしろくさせているからスパイスとしていい味をだしている。やっぱり名優だな。石橋蓮司さん。
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世の男の方々。この映画観るべきだと思います。世の女性がさくらのようならば、なんて豊悦はもったいない扱いをしているのかって思う・いやほんと冷たすぎるよな・・・。自分にもあるべき姿なので反省ばかりしてしまう映画だ。さくらがかわいそうすぎる。あとになって気がつく悲劇的な映画って感じともいえる。

さくらが後ろ向きに走って、小さく写っている写真・・・俺はあのような写真は撮りたくない。あの写真が、すでに最後警告、悲しすぎる。あんな写真を撮ってはだめだ。

旅行にいって楽しまないで、寝ている豊悦って許せないと思いませんか?

ほんとにあんなにかわいい奥さんを、感謝もせず大切にもせず、それでいて、奥さんのすばらしさやかわいさを後から気付いても、もうおそい。

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私も、この映画のように、こう状況になった時、後悔するのだろうか。生きているうえで、後悔ってしたくないですよね。こんな状況になったら、私だったらもう生きるのもやんなってしまうだろうなあ。俊介と同じように。

教えてくれてますね、いろいろと。だから、今、妻を大切にする努力はするべきだし、今この時は一生こないと思って大事にせねば・・・なんて改めて思いました。

今が大事だ。今がすべてだ。そう思ってまわりを大事にしなければいけないな。

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それでも実行できない。それは先があるから。でも先はなく一日が一生であるように・・・と思いつつ未来があるからついつい自分に甘く、人間って我儘になっていくのか。

もっとまわりを大事にしなければ・・・と認識させられた映画でした。泣けましたね。



もう一度観たい映画になってしまった。自分を反省せねばと思った時にまた観るといいか。妻に優しくしなくてはと思った時、また観るといい。妻とのあり方をひじょうに考えさせられる。

私は後悔はしたくない。こんな我儘なだんなにはならないように・・・とにかく考えさせられる、反省させられる映画です。ぜひ観ておくことお勧めします。



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posted by オサト at 17:33| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月10日

サヨナライツカ…A


激しい恋に燃える沓子と豊。男って赴任先なんかで目の前に美しい魅力的な女性がきたら、まいってしまうのはどの男もあるのではないか。しかもアパートにその女性がやってきて、シャワーを浴びた後だったりしたら。海外の赴任先って気持ちが大きくなってしまうのか。

この映画、男のずるさをよく描いている。自分はひたすら出世街道、一生をかけて愛せると思った女なのに、結局捨てて婚約者のもとへ戻る。


しかしそのお返しは、沓子との燃える恋を25年間忘れられなかったことだろう。そんな状態で果たしていい結婚をしたといえるか。

25年の結果がこの映画は大いにものがたっているではないか。

男って危険性と安全性、両方とりのずるいところがあるからそれをよく物語っている映画だといえる。俺だったら絶対沓子と一緒になる。それが結局は自分に正直であることだし、例えいい結果にならなくても後悔しないと思うよきっと。


 


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二人がバンコクで会ったところは、豊は知っていたのだろうか。いや知っていたならば、婚約者と結婚しなかったかもな。25年後に写真をみてそれがわかったわけだけど、もうその時は月日は戻らず。


沓子は派手な女でなく、実は悲しみをかかえた地味で一途な女だったのだろう多分。そうでなければ25年も豊を思い続けるか。そこのところを豊は見抜けなかったのかなあ残念



俺は赴任先でも何でもいい、女性を愛してしまったら、必ず責任持つね。遊びの女とか一緒にはならない女だとか割り切る必要があったのか。豊は沓子と緒になるべきだったね。

そしたらこの男の人生はバラ色になっていたかもしれない。愛する女といるのだから。冷めた夫婦にはなることはなかっただろう。


25年後の豊には笑みはない。出世もしたし、会社も順調。なぜかもの足りず。

そうだ愛だよ。捨ててもいいものに一生懸命めざしても結局は空しいだけ。結局25年後の豊は社長の座も捨てて中山美穂のところへいったのである。


世の男性の全てにそれはいえること。男のずるさを持っている奴は情けない。男なら出世も大事かもしれないけれど、もっと大事なものがきっとこの世の中にはあるということをわかってほしい。それに早く気がついてほしい。男のエゴで回りの女が苦しむ。かわいそうではないかうるうる


 
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それから、残念だったのは、25年後の歳とった豊のメイク。あれはないと思う。25年後にしては不自然すぎだ。とても無理がある。もう少し、あのメイクなんとかなったであろう。もっと自然体にできるだろうに。

でも中山美穂の25年後のメイクはよかった。歳とっても、地味になってもやはりそれなりに雰囲気がある。


沓子、豊、石田ゆり子演じる光子をもっと心理的なものに時間をかけて演出してもよかったような・・・。光子の陰湿な部分が原作ではもっと出ているようだが、映画ではそこのところがあまりない。嫉妬心激しい光子の心の中にスポットをあててもよいと思う。

最後はタイに向かって豊をいかせる。そんな光子の心のうちの表現がほしい。石田ゆり子もなかなかいい演技であったのに残念。


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こうなんというか3人の微妙な心理描写をだすと、せっかくの映像ももっと生きてくるのではないかと思うが。

普通でない映画にしてほしかった。

この映画日本人が造って、監督は韓国の名がしれている監督という。撮影場所はタイときているから結構おおがかりに造った映画だ。映像は確かにいい。韓国の監督が多分すごく映像にこだわる人間なんだろう。タイの美しさを存分にだしていて、監督の表現力は芸術的だ。

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とにかく男はずるいね。魅力的な女が目の前にいるとすぐこれだから。でも本当に愛したなればつきとおすべきだ。そして一生その女を大切にすべきだ。

それができないからずるくなるんだよ。私はそうはなりたくないとこの歳ながらあらためて思ってしまった。豊はもっと情熱的に生きるべきだったんだよね。

この映画の中の25年は何を物語っていたのでしょうか。


リバーサイドのホテルを調べていくうちにこの映画をみることになって、そしてついつい語ってしまった。映画評論となるといつものごとく長くなってしまう。

「サヨナライツカ」 バンコクの美しい映像が見れてじっくり鑑賞できる映画である。中山美穂もかなり魅力的だし、決してハズレの映画ではない。ただ男のズルサはちょっと許せないけど。映像のセンスをみるならばぜひお勧め映画です。まる


 
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映画の中で中山美穂もよかったが、石田ゆり子演じた光子もいい。婚約者の陰湿なところ。それをうまく演じている。役の中で石田は、トウ子に会って、写真を撮り、そして「消えてください」なんて普通に笑っていうところ、結構怖い。

タグ:中山美穂
posted by オサト at 20:28| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サヨナライツカ…@

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つい先日観た映画です。話題になっている映画は観ないと気が済まないし、劇場で観るまでもなく、邦画はすぐビデオ化するから、劇場に足を運ぶことは最近なくなった。


ところで俺はこの夏こそいきたかった場所がある・・・それはタイ、バンコク。気軽にいけると思っていたが(そう思っていったい何年か泣く)今年も無理だったか。レジャーで海外にいくなんて今の私にはとんでもない話であるしうえ〜ん

ではなぜバンコクに興味を持ったかというと、バンコクのリバーサイド地域にあるオリエンタルホテルに興味を持ったんだ川ホテル


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俺は、昔からリバーサイトという響きが好きで、井上揚水の歌でもリバーサイドホテルっていう歌がある、ぐっとくるほどいい歌だと思う、海とか湖が見渡せるホテルならばどこにでもあるけれど、このリバーサイトっていうのがなんかいいんだよな。リバーサイドにあるホテルだと、例え古びていても、どこか謎めいていてドラマチックな気がするのだ。

なんとなくリバーサイドにある世界のホテルを調べていくうち、バンコクのオリエンタルホテルが見つかった。タイにありながら西洋風でまるで中世の世界を再現したようなホテルである。かなり気になるホテルホテル

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あーショック一生の間に一度だけでいい、泊まってみたい お願い


そんなこんなでTSUTAYAで偶然出会ったのが、この映画。「サヨナライツカ」中山美穂主演。

今年一月に試写会なんてやっていたのに、とっくに公開されて、そしてすぐビデオ化されているとはえ・・・かなりびっくりしました。でもリバーサイドのオリエンタルホテルが思いっきりでているではないか。


予想通り、かなりそそるホテルである。なんでもこのオリエンタルホテルの内部を撮影させたのはこの映画がはじめてのことらしい。普段は、実際にいかないと、オリエンタルホテルの内部は見せてくれないということか。映画でみれてラッキーかやった


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高級感もあるが、中世の雰囲気がなんともいえずいいホテルである。


が、しかし映画を見てしまったからにはストーリーも把握しなければ顔23


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全く、びっくりした。中山美穂がこんなにもいい女になったなんてビックリマークなんでも12年ぶりに映画にでたとか。原作は、辻仁成。中山美穂の相方だ。中山美穂の魅力を大いにひきだしているという感じ。

それにしても彼女は魅力的になった。またひとつ女優として脱皮したかな。


しかし本当によかったのは、後半25年後の中山美穂だと思う。これがなかなかいい。

もうその時の中山(役名は沓子)は、オリエンタルホテルのスィートを独占しているのではなく、ただの使用人。その姿をよく演じている。いっきに地味な女性となっている沓子。

やはり、はなやかな衣装きて、激しい女を演じる時jは結構演技しやすいからうまい女優多いが、華やかさをうちに秘めて地味で質素な女性を演じるのはむずかしいはず。怪しくエキゾチックに演じる中山もいいが、歳とって、内に秘めた思いを押し殺したような地味な中山美穂もなかなかよかった。


この映画、ホテルだけではない、バンコクの街もなかなかいい映像ばかり。本当にいきたくなってしまう。特にボートにのって川を下る姿はノスタルジックで画面にひきこまれてしまう。25年前のタイをよく表していると思うしなかなか凝っている映像だ。こんなところで監督の腕がわかる。

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バンコクってこれほどまでにエキゾチックな街だったとは。すっかりバンコクの景色に魅了されてしまった。ストーリーにも夢中になってしまった。辻仁成が妻のために書いたようなものか?まったく妻に演じさせるなんて自慢だろうなあ。

(個人的には、辻人成って個性あるしミュージシャンでもあって才能あるマルチ人間だけど、激しすぎてちょっとむずかしそうだし近寄りがたいか。近寄ることはまずないけど)

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ストーリーで、沓子はなぜあの一流ホテルのスィートに暮らしているのか。なぜ25年後に使用人になっているか?・・・などは、映画では語られていない。

しかしそれがいいのかもなうーん。 だいたい想像つくし、まあ映画を観ている皆様の想像通りですってことだろう。原作を読めばわかるとは思うけれど、わかったところでその現実を知ってどうなるというのか。

2時間の映画に原作をまとめるのでは、到底無理な話。泣き でも逆に無理だからいい。曖昧にして想像力を大いにくすぐるほうが、映画としては魅力的だ。この映画もそういう風にしているところはなかなかよかった。


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赴任先のバンコクで知り合った沓子(中山美穂)と豊(西島秀俊)、あんないお互い燃えて好きになって、しかもそれから25年間も忘れなかったら、なんで一緒にならなかったのか。俺だったら一生かけてもいい恋だと感じたら無理しても日本へ連れて帰っただろう。

別にあの時豊は婚約中だったけれど、式の招待状を会社の人間にだす時、ちょっと躊躇してどうしようか迷った豊だったわけだし、あの招待状は出さなければよかったんだ。あれが運命の分かれ道ってとこか。

鑑賞Aに続く続く

 

 
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タグ:中山美穂
posted by オサト at 20:25| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月09日

「ロレンツォのオイル」命の詩 を鑑賞して


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昨年からずっと観たい映画だった
しかし今年5月、病気の本人が30歳という若さで
亡くなったと聞き耳を疑った

よくなっていたんじゃないのか・・・

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でも聞くところによると、亡くなったのは
その病気が直接の原因ではなく肺炎という
ロレンツォの体力が低下していたとは思うが・・・

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ロレンツォの病気は食事療法でのオイルを
両親が研究を重ね開発した時には
すでに病気があまりにも進んでいたため
完全な回復にはならなかった
しかし、この両親が開発、発見したこの薬のおかげで
かなりの回復をみせたということ
2年で亡くなると言われたところ30歳まで
生きたのだからそれはすごいことだ

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5歳のロレンツォがかかった病気は
体内の脂肪酸が脳にたまる病気、ALD副腎白質ジストロフィー
不治の病とされる難病である
医者からも治療法はないと見放され
科学者からは研究材料にされる

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見世物のように医者達の中で講堂舞台にいるロレンツォは本当にかわいそうだった
それでも両親は病気が治ることを信じて
その時は医者を頼りにしていた
しかし、いくら望みをかけても進展しそうにない医学界に頼るという
そんな考えを改め自分達がやらないと誰がこの子を助けるんだ
と考え、両親自らの力で病気を調べそして考え、治る治療法を開発発見する

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映画を観て皆様にはわかると思うが
そのすさまじい努力は、きっと誰にもできなかったであろう
この映画は、自分達にふりかかった運命を受け入れ
我が子を救いたい一心で
知識がなくても自力で治療法を探し出すという
自分達で切り開いていこうとするこの姿勢に感動するのだ

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実話である
この両親のようにこんなに病気と取り組み前向きな姿勢が
医者達にもあるならば医学はもっと変わる・・・そんな気がしてならない
そしてこの両親のすごいところは、決して自分の子供だけを救いたいという
狭い領域の姿勢にならないところだ
自分達が調べ発見した薬だって他の人に気持ち良く分ける
決して営利にならないところが実に気持ちがいい

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この映画を観ていてすごく感じることがある
ほっといたら自分の子は死んでしまう
だめもとでもいいから、開発された薬は使いたいというのが
家族の心境である
それは医者にはわからないし伝わらない

まだ実験されてないとか、対象者じゃないとかすぐ
そういうことをすぐ医者は口にだす
ほっておいたら死んでしまう・・・その患者のことを考えたら
とにかくスピードが大切だということが医者は本当には理解しない

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試みる前向きな精神が本当は大切なんだ
薬の安全性とか確実性とかそんなことばかりは言ってられない
状況の時って必ずあるものだ
タイミングと状況を医者はいつもわきまえてほしいと思う
それは医者にはわからなない
家族が病気になった時に初めてわかるものだ
この映画の呼びかけが聞こえる・・・

医者の考え方をかえろ・・・と

ロレンツォの両親の子供の病気を治そうという強い意思
全ての機能が段々と失われていく我が子を目の当たりにして
失われていく機能を考えるよりも残された機能を生かそうという姿勢
そして、強い絆で助けあう夫婦・・・あの一途な夫婦の生き方は胸うつ

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この両親が開発したロレンツォのオイルは
実際に沢山のALDの患者を救ったという
ロレンツォも病気は薬ができあがった時
進行しすぎていて完全な回復にはならなかったにせよ
30歳まで生きたのである

両親は食事療法で、特定のオイル(オリーブオイルからある
脂肪酸を抜いたもの)が病気に効くと発見をする
エルカ酸とオレイン酸のトリグリセリドを1:4の割合で配合すると
いう治療法を自分達で考える・・・そしてそれを造れる人、つまり
蒸留できる化学者を世界中に問い合わせて探し抜いたところがすごい
きっと伝わる・・・思いは誰かにきっと伝わる
決してあきらめない努力
望みが見えたらつきとめ、またその先の難関を考えぬく

こういう人間が医学界に沢山存在したら医学はもっと
急速に進むであろう
せめてこの子供を思う両親にあやかるような医者がいたならば
ロレンツォは早い段階でもっとよくなったかもしれない
この両親をこれから医学界の人間達は見習ってほしいと思う

この映画の最初の紹介で歌うスワヒリ族の戦士の詩の中にあるこの言葉

”struggle” その意味は
「苦闘、闘い、努力」

この言葉はこの映画のテーマを象徴しているのだろう

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アフリカで無心に遊ぶ5歳のロレンツォはほんとにかわいかった
最後にはロレンツォのオイルを開発したこの奇跡のオイルの恩恵を受けて
助かった大勢の子供達が映画のラストシーンで映し出されているが
あれはとてもいいシーンだった

いろいろ考えさせられた
本当にいい映画だった

posted by オサト at 00:42| 東京 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月01日

マイケルジャクソン・This is IT!



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「史上最も成功したエンターティナー」と言われるマイケルジャクソンDVD 『THIS IS IT』、1月27日発売と同時に購入し早速家の150インチのプロジェクターで大迫力で観ました・・・なんて購入したのは、息子ですが、私も便乗して一緒に観ました。このDVD我が家では、永遠保存版となると思います。それほどよかったです。


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家のプロジェクターでこんな感じで観ました。せまい部屋ですが、
映画好きの私ですから個人所有のプロジェクターは必要必然。映画には異常に凝っています。



今まで、一ファンとして好きだったくらいの私ですが、このDVDを観たら、マイケル・ジャクソンにしばらくやみつきになりました。彼の死後にこんなに好きになるなら、今までもっとファンでいればよかったと心から思いましたね。このDVDは、今までと違って彼のステージではない素顔がよくわかる。というか伝わってきますね。彼という人間性がすごくでているDVDだと思います。(映画公開は観なかったんだけど、観ればよかった)。

ファンでない人もファンであった人も、絶対観た方がよい超お勧めDVDです。もう彼はこの世にいない。ですからほんとに彼の追悼DVDとしても観たほうがいい。彼はスーパースターなのだから。泣けちゃいますよ、ほんと。号泣したっていいくらいの感動でした。

私は、彼の徹底的なプロ意識、真剣さ、真面目さが好きでポップス界では一番好きであったと思う。(実は、ジャクソン5時代から注目してましたホントです)

家には、私ともども家族全員映画好きなので、150インチのプロジェクターがあるんだけど、(よくもまあこの小さな家の小さな部屋にこの大きなプロジェクターをつけたものだ)この時ほどこのプロジェクターをつけてよかった〜と思った時はなかったかな。家で、永遠のスーパースター、マイケル・ジャクソンを真近に感じられてすごく嬉しかった。涙してしまいました。

残念だ。ほんとに残念だ。あのようなスーパースターを失ったなんて。全く早すぎる、昨年彼のステージは50を予定していたらしいが、ほんと亡くなるなんて思わなかったから、ステージを観れないなんてとても残念だ。さぞ、彼の思いがこもったおもしろいステージだったはずだ。

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昨年6月25日マイケルの訃報を聞いた時、確か私は、出張中で愛知にいたと思う。マイケルのことをきいて、その死を疑ったが、やっぱりほんとだとわかるとその時も涙が抑えられなかった。なぜ?どうして?なぜまわりはもっと彼を大事にしてあげなかったか・・・なんて思ったり・・・だって50のステージを予定していたなんて。スーパースターだって、人間だ。50歳で若い頃と変わらぬ体力で踊って歌うなんて並大抵じゃないのは当たり前じゃないか。それだけでもマイケルの体調を考えてなかったのではないか?その時、そんなことを思った気がする。昨年6月25日は、マイケル・ジャクソンの死は私の中では結構衝撃的な出来事だったのだ。


「THIS IS IT」がもし発売されなかったならば・・・例えばマイケルが亡くならないで、予定通りコンサートをやっていたら、「THIS IS IT」は発売されなかっただろう多分。当然コンサートツアーをやるわけだから、この映画のリハーサル風景は、私たちに公開はしなかったと思うし。

コンサートという表舞台だけのマイケル・ジャクソンを私のようなファン達は知ってはいるが、「THIS IS IT」のようにマイケルの人間性が伝わってくるDVDはなかなかない。

「THIS IS IT」の中のリハやコンサート制作の準備、練習場面だが、まるでコンサート本番のような衣装と真剣さ、プロ意識・・・あれはなかなかすごい。普通ならば、リハはリハだから、本番に備えて少しは手を抜く・・・というか、力を出し切ってしまったら本番に集中し燃えることができなくなるから練習やリハは少し余裕を持つというか、本番に集中するために様子を見ながら練習するというのが、通常人だけど、マイケルにとっては、リハも練習もいつも真剣で常に回りを見て、感じて、気使って、意識して、そしてその上、皆を指導して・・・まさにプロ中のプロである。その根性は本当に徹底していると改めて感じてしまう。本当にカリスマスターである。


彼の才能は本物だ。何度も思ってしまうけれど、本番のコンサートができないで実に残念だった。すごいコンサートになっただろう。彼は常に真剣だ、その上人間的に優しい。だから利用されたり傷ついたり・・・そんなこともあったと沢山あって苦しかったろうと思うけれど、人気スターであればあるほどそれはつきものなのか。

スリラーの映像、軍隊のCG、彼のその映像へのこだわりはかなり深い。自分のイメージは曲げない。そしてイメージ通りになるまでこだわり続ける。
驚いたのは、彼と一緒に踊りたいと願ってオーディションを受けた人数は約5000人、その中で選ばれた人数11名。そんな若い目立つダンサーを指導し先頭に立つ姿は、これもまたステージ作りにかける情熱、プロ意識が強く、舞台にこだわるマイケルの姿はただただ本当にすばらしかった。
どんなにダンサーが上手でも、舞台セットが凝っていても、やっぱり目立つのはマイケル、彼なんだ。


彼はポップス界で、彼のゴシップなど吹き飛ばすカリスマ的存在だった。あのつま先で踊る見事なリズム感、才能、歌、全てよかった。格好よすぎた。いつも感動を人々にくれた。50歳で亡くなったなんて実にもったいない。残念で残念でしょうがない。この映画を観ると、彼の優しい人間性が人々に伝わってきて、改めてそう思ってしまうのだ。

彼は、「THIS IS IT」の中では、ある人間が「彼は音楽界の頂点だった」といっていた。私も同じことを思う。すべてに徹底したプロ意識を持つ天才だった。天才は、我々に沢山の感動を残してくれた。
しかも彼は、『世界中の人に感謝する』と言っていた。胸打つ言葉だ。まったく、感謝するのは、こっちだよ。こんなに我々を感動させてくれたのだから。マイケルは、世界中のファンの心に、これからも生きつづけるはずだ。それに彼は、私たちに力をくれた。事実、私はマイケル・ジャクソンを観るといつも、気持ちも前向きに変わったからな。彼の音楽もダンスも言葉も最高だった。

「THIS IS IT」のリハ映像は、彼の真の姿、舞台裏での彼の真剣さ、それは私達に沢山のことを教えてくれた。ああでなきゃ、本当にプロではない。いつも真剣で常によくなろうとする前向きな姿勢。
今まで、彼の完成された映像やライブを観るしかできなかったが、リハを観れたこと、彼の素顔や生き方を観れたことは、私にまた勇気をもらった気がする。ややもするとすぐ後ろ向きになってしまう考え方も改めて、彼の真剣さを見習うべきだなあと。

彼のエネルギーに感謝して、またがんばろうと改めて思ったいいDVDだった。

彼は常にスポットの中にいた。感動を与えてくれた。本当に心優しいスーパースターだった。

もうこの先の彼は観られないけれど、もう充分だよな。ゆっくりもう休んでほしい。彼は私達多くの人間の魂の中で永遠に生き続けるだろう。ありがとう、我らがマイケル・ジャクソン。



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2010年01月24日

「ペイ・フォワード」を観て


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この映画、相当古いけれど、なかなかいい映画なのでまた観てしまった。手(チョキ)
と言うか、TSUTAYAに遊びにいったところ、100円で結構な名作を借りれるというキャンペーン期間中だったので、その中に懐かしいこの「ペイ・フォワード」がはいっていた訳です。ラッキーだったかな。

観たのは私は3回目。家族が観たいっていうからまた借りてしまった。しかし、何度見ても勇気がでる映画だと思う。ちょうど今年私が年頭にたてた目標と通じるものが沢山この映画にはある。というよりもこの映画を観て私のやらなければいけないことをあらためて確信したといってもいいだろう。

なんてそれほど大袈裟なものではないが、とにかくこの映画、私達の普段足りないことを教えてくれる。勿論、こんなことありえんよ、とか、まっさかね現実とは違いすぎ なんていう場面も多いが、そこは映画だからいいのだ。

現実をもし映画で表現するならば、映画の時間は一生かかるからね。そうそうそのように考えれば人生が映画だよな。人それぞれ時間は違うけれど、それぞれ生かされた時間は変わるけれど、その中で自分の生きた時間をいかに無意味じゃなくするか・・・ま、充実感ある人生いけばそれでいいのだけど、人生、本当の充実感、豊かさは何かということをこの映画は物語っている。

人のために役立つ、よいことをする・・・人間思っていてもなかなかできるもんじゃない。ついついあくせくした毎日に追われるだけの日々を送るのも、そりゃそれも人生かもしれないが、なんかそれだけでは切ないでないか。

やはりそれぞれの人間ができることを、人のためにやるのはとても美しい姿だとは思いませんか。例えばこの映画のように、人に何かをしてもらった時、それがありがたいと思ったら、そうしたら、その思いを今度はほかの人のためにする。それがどんどん大きく広がって、皆が繋がったりして・・・そして人のために自分が役立った時、人間はとても気持ちよくなれるのだ。

ペイ・フォワードを観てない人はぜひ鑑賞してほしい。泣ける場面あり、笑う場面あり、そして感動する場面多数あり・・・なんていっても子役の、ハーレイ・ジョエル・オスメント君が、やけに大人っぽい言動をする子供を演じていて、すごくかわいい。印象的な子である。

ご存じだと思うが、ハーレイ君、「シックスセンス」で一躍有名になった子役。ほんとにいい演技するなあ。そんな彼ももう20歳。この秋にハーレイ君主演のなんと初のブロードウェイでの舞台、「American Buffalo」があるらしい、シカゴの貧しい3人の人間を巡るストーリーということだ。観に行きたいがいけっこないが、観たいなあ。どういう出来であったかそのうち日本にも噂がはいってくるだろう。これも楽しみである。

この映画が、私達に教えてくれたこと。それは、今の私にはすごく理解できる。まだ若い人達はどうかなあ・・・私たちの年代になって時間の大切さを身にしみてわかっている人達には、なるほど納得の映画であろうか。

人間何をするのも、まず心の中でしようと思う。しかしそこで終わってしまう人がほとんど。まして心底思うほどの強さに発展するには、時間がかかる。思うことは大切だが、本当に大切なのは、その思いを行動に移すこと。いくら思っても、行動に移さなければ何も変わらないということなのだ。
この映画の先生は、自分の生活を一変して結婚生活に踏み切った。生活パターンをかえたくないと思っていたが、生徒に言われて勇気を持って行動に踏み切った。だから先生の人生は一変した。そうでなければまた同じ生活が続くだけだったろう。先生は見事に変化したわけだ。

人間、「変化する」ことが大切。すごく大切だと思う。私の年頭の目標も実はそんなこと。。変化していかなければ人生なんておもしろくもない。例え、失敗しても、変化することによって得ることは沢山ある。でも何もしないと、得るどころか、感性も情緒も磨かれないで、危うくば感じない人間にもなってしまう。

人間、本当の豊かさは、もちろんお金でも目に見えるものでもない。心の中にあるはずだ。見返りを求めず、人のために全精神かけてやる強さ。それが大切だってことだ。

この映画ご覧になった人、沢山いると思うけれど、その時その時で感じ方はかわってくる。ぜひ2回3回とこの映画を観ることをお勧めしたい。

余談だけど、この映画、何度見ても、納得いかないのは、最後のところ。なぜ、こんなかわいい子を死なせちゃうのか・・・あー全くそこは残念。作者の意図があるとは思うけれど、とにかく残念だった。おそらく死ぬことによって、この子供の存在やこの子から教えられたことを忘れてはいけないことを言いたかったのかもしれないけれど、役者がかわいすぎるため納得いかない・・・とそんな理由で残念がるのは私だけか・・・。

人生観変えるまではいかないけれど、かなり価値ある映画かな、本当にいい映画だと思う。何度も観たくなる映画だ。かなりお勧めです。ハートたち(複数ハート)


         
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posted by オサト at 19:13| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月24日

「おくりびと」…アカデミー賞受賞!おめでとう!


映画 「おくりびと」

アカデミー賞を見事受賞しました


もうどの作品がアカデミー賞をとるか
本日の私は朝から気になって気になって・・・
仕事も手につかず、といっても運転中でしたが
10時半頃からそわそわそわそわ
車のナビをTVにかえては戻しとそんなことばかりやって
ひたすら発表を待ちました

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そして13時過ぎかな・・・速報で発表を入手
すごいです日本
というよりこの作品


結構興奮しましたね久々に
一人で車の中でヤッター!などと声をあげてしまいました
好きなんですよねやっぱり映画は
特にアカデミー賞、またはノミネート映画とか観る事にしているし
時間がなくても映画は観る主義
映画があるから人生も楽しいと本気で思っています


一生の趣味は映画と写真の私としては
本当に嬉しい話でした

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でも残念なことにまだワタクシ
「おくりびと」
観てないんです・・・

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私としたことが・・・失敗でした〜


まだまだ劇場でもやることになりそうだとか・・・


ビデオがでるのはいつのことか・・・
でてもすぐには借りられないよな〜
早く観たいです
まあ楽しみが増えたからそれもいいかもな


ところでモッ君なかなかすごいですね
(娘や妻がモッ君と言っていたから真似しますが)

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昔、モッ君の映画
大学の相撲部の話ですが
「シコふんじゃった」という映画観た時
モッ君は将来、いい俳優になると実は
確信したことがあるのですよ、ホントですから


彼の動作には、ユーモアがある
顔つきにも、言葉のトーンにも、そして後姿にもユーモアが見える気がする
彼にはユーモア的センスがあることは確かだと思いますよ


「シコふんじゃった」という映画は、就職も捨てて
相撲部のために確か大学に残った青年の話
そんなことがあるから、人生っておもしろいんだなあと思いました
熱い思いが湧いた時、型にはまったものなんてなぜかつまらなく思えてしまう

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人との出会い、その映画のように相撲部との出会い、
いろいろ出会いがあるけれど、感動が目覚めた時
人はかわれるんだ・・・って思った映画でしたね
そんな役をモッ君は上手に演じていた気がします


あれから何年かたって、彼は本当にすごい俳優になったなあと思う

もちろん、山ア努さんの名俳優ぶりにはまだまだかなわないけれど
これから将来が楽しみな存在だなあと思います


それに彼には強運があって、今回も山ア努さんという名俳優がいて
守られて鍛えられて・・・そんな感じもする
もちろん努力才能いろいろあるだろうけれど


モッ君のユーモアを含んだ生き方が
「シコふんじゃった」の映画の時にもあらわれていたし
きっと今回の「おくりびと」にも
真剣さの中に、彼のセンスが表れているような気がするなあ


いい作品はいい後味がある
映画の中から、そのよさが空気感染されるようで
気分もよくなる
どんなに暗い映画でも、物語っていることを、言いたい事が伝わってきた時
なぜか顔がほころんでしまう


だから映画っていい・・・


「おくりびと」 



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posted by オサト at 16:06| 東京 🌁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月30日

「譜めくりの女」


本日借りたこの映画
なんともいえず後味悪いものだった


「譜めくりの女」


フランス映画です 映画狂の私は、やはり映画は時々むしょうに見たくなる
近所のTSUTAYAの半額券が携帯に送られてくるようになっているから
配信された時は必ず借りにいく
一度この快感を味わうと半額以外では借りる気なんて絶対にない
TSUTAYAの半額券、ケータイに来るセッティングお奨めです


それはそうと今日は仕事でいろいろと久しぶりに飛び回ったという感じ
こういう疲れた日に限って映画が見たくなる私の心境
素直じゃない私である
こういう日は風呂でも入ってすぐ寝ればいいのだが・・・


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タイトルにパリ国立音楽院が舞台みたいなことが書いてあったし
ピアノに関わる映画かと思ったんですよ
自慢ではないが、私、ピアノに関しての映画、あるいはクラシック音楽の
映画ほとんど制覇しているつもりなので・・・


しかし見事な復讐映画でしたね


小さい頃、音楽学校に受験してそれで失敗した訳ですが
その失敗した理由はピアニストでもある、ある女性教授が、
自分の試験演奏途中にサインをしていたから
それでその女の子は集中できなくて演奏を失敗してしまった
それをずっと女の子は恨んでいる訳


女の子はずっとそのことを根に持っている
そして成人してから、小さい頃自分の試験中にサインをしていた
ピアニストでもあるその教授の家に入り込み

その女性ピアニストに仕返しをしていく話

ほんとに暗い映画である
私は、だいたいのストーリーを最初に見てから映画を借りるが
見事にはずれたのは久しぶり
こんな恨みの映画だとは思わなかった


女性ピアニストに家にそのピアニストの子供の子守役として入り込み
女性同士の愛というか、そのピアニストを慕っているように見せかけ
そしてピアニストの先生も次第に心を開き興味を持ち
自分の譜めくりをお願いする


ピアニストの先生も主人公の女の子に惹かれていく
(女性同士なんだけどそういうことって離婚の対称になるらしい)


最後にそのピアニストの先生の気持ちを利用して仕返しをする
ピアニストは、どん底につきおとされる


全て恨みから仕組まれたこと


なんとも怖い映画であった


そんなに人を恨んではいけないよ
恨みで生活して何がかわる?
恨みがあっても忘れていかないと・・・


もし根に持ったなら堂々とその人間に言えばいい
徐々に近づきその人間を陥れる
そんなことして何になる?


と思う
この映画を見ていて
なぜか背筋が凍るようだった


人間は悪気がないのに人に恨まれたりすることも間々ある
こちらは何かした覚えがなくても
覚えのない人間に恨まれて目に見えない意地悪されたり
仕返しみたいなことをされたりと・・・
そういうドラマも見たことがあるけれどいつもそういうドラマも映画もすっきりしない後味だ


自分は悪気がなくても逆恨みをされたりと・・・
自分の細かい配慮に欠けていたことから思わぬ人に恨まれたり

そんなことよくある話

経験ある方も多いのではないでしょうか


そんな時どうすればいいのだろうか


私は一時ちょっとの間だが宗教的とまではいかないが
自分を修行していた時期がある
その修行は
自分を精神的に高い位置にいられるように自分を高める修行をしたつもりだった


あまりに真剣にやりすぎたためか
はたまた自分の集中力を高めることが目的だったのに、それがすごく高度になり
人の心の微妙な変化、動きなどもすごく感じるようになってしまったと思う


人が何を思っているか企んでいるかまでも感じてしまうようになって
いきついたところは、夜中に自分の敵になる人間の顔が妄想で見えたりと・・・
・・・そんな時もあったくらいだ


その感覚は修行によって高められる
今でもその修行時代に戻ろうとすれば、戻る事もできる


しかし、私は、あの頃の私には戻りたくないのだ
人の心を、恨みまでも感じすぎていったい何になる
それは自分が疲れるだけであることを私は悟った
あまりに自分のセンサーが反応して、人の心の内を感じてしまうと
自分自身がものすごく疲れてしまうのである


私はそのために自分自身も疲れ果て、思い切り笑ったり、喜んだりすることも
全く忘れかけていた時期もあった


私はこのままだと精神的にまいってしまうと考えた末
その修行はやめて、今度は自分の中のセンサーを鈍くする訓練をした


右脳の感性を落として行く・・・つまり想像力のレベルを低くする
集中力を上げる訓練(座禅もそのひとつだとは思うが)をいっきにやめて
例えば、いやなことの映像が自分の頭にいっぱいに浮かんだ時
すぐ切り替える訓練
いつまでも一つのことを考えない訓練
そんな心の訓練を続けた


考え始めたら切り替える

そんなことを繰り返す
何度も何度も繰り返し・・・


そのうち、自分の中の鋭いセンサーはかなり鈍くなっていったはずだ
そして、思い切り笑うこともできるようになったし、怒りが続いたり
ずっと一つのことを思ったりすることもなくなったと思う
そうなるまでは、それなりに努力をしたつもりだ


もし人が自分のことを恨んでいたら
それもいいじゃないか
受け入れたっていい
自分がそのために、果てしなく落ちていっても
いやなことから頭を切り替えることが出来れば、
鈍くするセンサーを持っていれば
また起き上がれる


いやなことを見た時、思った時ずっと思ってはだめだ
頭を一つの思いから切り替える(いいことは沢山想像してもいいが)修行
それを繰り返すことによって
私はかなり救われたんだ


人間センサーを張り過ぎていると疲れるのだ
自分でコントロールできない自律神経を、自分でコントロールする訓練は
並大抵のことではないが、どこかでその切り替える訓練をしないと
人間は本当にだめになる
負けてしまうのだ


自分の意思ではなくても
まわりからやられてしまう


恨まれてやられてもそれでもいい
恨んだ人間はいつかは自分にかえると思って
私は、何をされても負けない強さは、どうにか今は少しはあるつもりだ
どうしてか
それは、すぐ頭を切り替えることができるようにしたからだ


やられてもいい
どんなことをされたってかまわない


映画のピアニストも負けてはだめだ
さっさと自分に復讐をしてきたこの女の子のことは
もう忘れて、早くだんなを説得して元通りに戻ることに
一生懸命になった方がいい


まあ、そういうことを考えると、勉強になった映画かもしれない
フランス語はやはりきれいだし、ピアノ音楽も沢山でてきて
景色もいい、画面はそれなりにすばらしい


こんな映画を観て見る事も勉強かな
自分ならどうするか・・・なんて考えてみるのもいいだろう


負けてはだめだ
この映画のピアニストの先生も
私も皆さんも


センサーを鈍くする
あまり感じないようにし、気持ちをさっさと切り替える
これも人間にとって大切なことだと思います




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posted by オサト at 11:53| 東京 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

オダギリジョー主演「東京タワー」

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たまには、邦画もいいかなって思い
TSUTAYAで借りて、観てしまいました

オダギリジョーの「東京タワー」
オダギリジョーはかっこいいし、賞を沢山とった映画だと娘がいうので
娘が借りたのを
ついでに一緒に便乗して観た映画ですが・・・

なかなかよかったと思う
オダギリジョー主演というより樹木希林が主役という感じ
樹木希林の独り舞台のような映画だと思うけど・・・

やっぱりすごい女優さんだからたてなきゃいけないのが
当たり前なのか
かなり前に野口英世が映画化されて、観たが
その時も、主演の三上博史というよりも、母親役の三田佳子の
独り舞台だったから、一流女優さんをだすと仕方ないのだろう

しかし樹木希林ってパワフルな演技する女優だなあとつくづく思いました
確かにおもしろいし、いい味だしているね

また、男には、マザコンって奴がきっと心にずっとあるのだろうな
主演のオダギリジョーはそのマザコンって奴をよく演技していて
そこのところなかなかよかった

母さんのおかげで、あたたかい人間関係がつくれているし
人も集まってくる
母親っていうのは、子供を思う気持ちの強さも切なさもいっぱいかかえているというのが
じーんと伝わってくる映画だった

さすが沢山の賞をとった映画である
とにかく樹木希林の演技のおもしろさ、パワフル感、子供を思う気持ち
すべてが熱い母親役の味をよく出していていい作品になっている

映画の中では、平成になってからのシーンが多かったが
平成になった時って、あんな感じだったんだな
というのがよくわかる
ついこの間のような気もしたし、あまり時代はかわっていないような
気もするんだけれど
でももう一昔前なんだって思ってしまった

ああやって、映画の中で平成になった当時を再現していると
やっぱり今より古いんだよな

かわってないようでも時はたつ
ついこの間から、もう20年
平成になってすぐ生まれた子はもう20歳か・・・

時の流れは速いです
時を大切にしなくちゃな

なんてしみじみ感じた映画でした


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posted by オサト at 15:51| 東京 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月12日

豊川悦司「犯人に告ぐ」を鑑賞して



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もともと邦画なんてあまり見なかったが
邦画もなかなか味があると思えた
結構面白い映画だったと思う

この豊川悦司の
「犯人に告ぐ」は
妻がトヨエツのファンだというから
無理やりお付き合いで見たのだけど・・・

期待も何もしなかったが
どんどん画面に惹きつけられる
2時間はあっという間でした

なかなかトヨエツってかっこいいと思うし
ちょっと目立ち過ぎかもしれない
「トヨエツは何の役やってもかっこいいし決まるのよ」って妻が言っていたが
なるほどと思える映画だ

さすが役者トヨエツ
決めるところは決めるなあ

まさに主役の男という感じだ
トヨエツCMで思い切り卓球をしているシーンもあるが
そういうコメディな部分もあり、今回のように刑事役もはまるし
決まりすぎですな

まず声がいい

『今夜は震えて眠れ』
なんてあの顔であの声で言われたら
ほんとに決まっているぐっとくるかっこいいシーンだ

画面に釘付けになる女性陣の気持ちわかる気もする
あとの俳優はまるきりトヨエツのひきたて役のような気も・・・

まあそんなことばっかりは言ってられないので・・・

この映画は一言で言えば・・・
警察のあり方をよく見せつけられました

警察の内部の現場組と管理者側に分かれる
深い深い角質の溝をよく語っている映画だ
足の引っ張り合いの世界

しかしあれは警察だけの問題でもない
正義の味方であり警察魂を貫く・・・
なんていうところが全然ないサラリーマン化した警察社会

多分現実の警察そのものでしょう
サラリーマンの世界だって政治の世界だって往々にある話だ
管理者側はさらに上を目指しトップにいこうとする
どこの縦型社会でもありうる世界
トヨエツだってあの映画の中で最初は出世のために上を見ていたし・・・

しかし左遷されてから人間性もいっきにかわり
人間味ある人になる
まあトヨエツはどんな役やってもはまるのだが
私はトヨエツのこの人間味ある田舎の警察官のトヨエツの方が
好感がもてる
いい部下にも恵まれそれは左遷されて人柄がかわったおかげという訳か
足柄でのトヨエツはなかなかいい味をだしていた

犯人像よりこの映画は警察の内部の現実をよく見せている映画である
警察も犯人のことより、管轄だ出世だとこんなことばかり・・・
実に醜いなあ・・・
警察官の心構えなんてあるのかな?って感じである
現実の警察もこうなのか


しかし実際にはありえないが
テレビを使って犯人に逮捕の予告
これは映画だからということでなかなか面白かった

最後の方の場面、本部長が自ら脅迫状を書いたって?
あんなことあっていいのか?
それを知ったボンボン刑事がいたが(これもまるきりトヨエツのひきたて役としか映らない)
出世だけを考えているどうしようもないボンボン
でも、本部長の秘密を知って、にやり とする顔はなかなかうまい
まああの役を引き受けた俳優は
えらい
なかなかあの顔はよかったと思う
真実ぽくて・・・

この先本部長の秘密を知ってこれから本部長を脅かしどう陥れていくか
そこのところは続きがみてみたい
そうしなければ自分も足柄左遷行きでしょうから、必死だったのでしょうけれど

見所はまだ他にもありました
6年前の事件の被疑者をずっと張り込んでいるところは
警察魂が感じられたかな

本部長役の石橋凌でしたか結局警察の恥じとも思える行動をするが
あんなことはありえない・・・まあドラマだから・・・しかし
マスコミと警察のお互いの利益のために戦う場面はなかなか見所あります

 
もうひとつ
こいつが犯人だろうってすぐ刑事の予感というのが働いて
犯人から決して離れないところ
ドキドキしましたね
長年刑事をやっているから予感ってあるのだと思うけれど
扉に自分の足をはさんで扉をしめさせないところや
色を犯人が誤解していてそれを言わせるところなんか・・・
ドキドキものでした
よかったですよそのシーンも

とにかくトヨエツがかっこいいです
『今夜は震えて眠れ』
なんてトヨエツが言うと
男の私でもぐっときてしまいますから

この映画サスペンス風で犯人像も浮かび上がりぎりぎりまで追い詰めていく
いつもながらの刑事もののストーリーかと思ったけれど
意外に予想外で警察内部の実情がリアルに描き出されている映画であった

まあ原作は読んでないけれど、多分原作のがよかったのではないか
映画は2時間弱でまとめるのが所詮無理な話
でもトヨエツがあまりに決まっている映画で
それはそれでよかったし好感持てた映画である
また彼の映画見てみようなんて気にさせてくれる映画です

それから巻島(トヨエツ)の奥さんが子供を産む時の苦しむシーンがありましたが
あれはいらなかったのじゃない?
だって無事子供生まれるし、奥さんと仲いいし
6年前自分が犯人を捕えられなくてその子供は殺されてしまった
もっと主人公の巻島が家庭的にも苦境にいるって感じのがよかったのに・・・
なんて映画感想を家族で語った時
そのように妻や娘は言っていたけれど私はそうは思わない

出産場面というのは、人生の中でかなり緊迫した場面
無事生まれるか否か大変なシーンである
誰にでも相当大事な時であるし、まして奥さんが危ないとならば
そこにかけつけるのは世の男性なら当然だろう

しかしトヨエツはそれよりも事件をとる
こんなにも大切な時であるのにトヨエツはいかない
それよりも事件の解決をとる
事件を選択したトヨエツ(巻島)
そんなことを強調したかったのであろう
だからあの場面は結構重要な効果があると私は思う

それから
「犯人に告ぐ
主役はお前だ」

と言っときながら犯人像はあまりでてこない
原作はどうかわからないが、その辺もう少し出してもよかったのかもしれない
でもそんな風にしたらあまりにもありきたりの映画になってしまうのか

とにかくトヨエツのなんとも説得力のある演技はよかった
また他の映画で彼の演技をじっくりと見て見たい

面白い映画でした
どうしても邦画の場合役を演じている役者を見てしまい
今回もそういう目で映画を見てしまったが
それでもなかなか面白い映画であり
時間があっという間に過ぎる
警察の実態もわかるし見て損はない映画である
posted by オサト at 18:37| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

映画「マッチポイント」を鑑賞して

いい映画だった
なかなかおもしろい

監督に惹かれて鑑賞した映画だが
さすがウッディ・アレン監督の映画だと思う
ただ、いつものウッディ・アレンの映画とはちがってコメディも入る
はぎれのよいおもしろさとは一味違う

この映画のテンポは5秒の隙も見ている側に与えないほど
ドキドキハラハラの連続に心理上してしまう
決して画面はいそいで流れないのに・・・
そして最後にして見ているものの予想を見事にひっくり返す
あの監督の狙いが感じられる
そこがおもしろいのだ

ストーリーとしてはありきたりでも大いに楽しめる映画だと思う

つきつめれば・・・
駄作か秀作がわからない映画・・・
勝者の映画のはずだけど、なぜか勝者ということで喜べない・・・
後味が悪いけど、おもしろい・・・
みんなどっちにもとれるし謎は多い・・・
なるほど、だからどっちのコートに落ちるかわからない
マッチポイントというこの映画のタイトルか
人生どっちに転ぶか、それによって結果は違ってくるということか

しかしさすがウッディ・アレンの作だと思う場面が沢山でてくる
まず、淡々とした映画なのだがやけにテンポがいい
つまりどんどん映画がすすむというのではなく
無駄のない映画と言う感じ・・・

そして映画の間中、目を離せないで観ている者を惹き込んでしまう

まあ、私個人としてはサスペンス的要素よりも
とにかくオペラがよかった・・・
映画のサスペンス的なドキドキする場面が多い中そのバッグミュージック風に
なっているオペラの曲が、映画のストーリーや気持ちにぴったりの
曲ばかりで、監督の趣味が伺えてなんともいえないほど共感する
それほどオペラの曲選曲がいいのだ

私はこの映画を鑑賞しながら、もっとオペラ知識が私にあればと後悔した
あんなに古くてもの悲しいオペラはあっただろうか
なかなか出会えない気がするものだ
なんともいえないオペラの響きがこの映画を一段と盛り上げる

この映画はサスペンス映画なのか
あるいは二重生活を楽しみ男の自分勝手さと傲慢さを描いている映画なのか
どこにでもあるドラマのようなストーリーである・・・
がこのように深くきわどく、怖く、勝利か否か・・・などという
考えさせられる映画の源はバッグに流れるオペラのような
気がしてならない
あとクリスの愛読書、ドストエフスキーの『罪と罰』
完全犯罪と『罪と罰』の内容とクリスの犯罪は似ているのである

オペラを歌っているのは
そこのところだけ調べたのだが
エンリコ・カルーソ(イタリア出身)の歌声という

イタリアが誇るエンリコ・カルーソの歌声は人々の心を魅了するほど美しい歌声
それもそのはず、エンリコ・カルーソは貧しい労働者だったにもかかわらず
自分の美しい声だけで世界を制したと言われるくらいのイタリアが誇るオペラの神様

人間得意なものを持っているとさすがに運が強いのか
主人公のクリスの人生もこのエンリコ・カルーソとちょっとダブって映るのは私だけか
クリスはテニスのプレーヤーで名をあげた
彼にこのテニスの名プレーヤーの名がなかったらイギリスの上流世界に入ってはこれないだろう
もちろんエンリコ・カルーソとは違うが、得意なものを武器にし制した過程は似ているものがある

主人公のクリスはテニスのコーチとして名門のテニスクラブを狙い(多分)
自分も教養を高めオペラのBOX席で鑑賞するような上流家庭のお嬢様を射止める
女性が夢中になったのだが、これもクリスの上流家庭に入り込むための作戦だ
それほど、お金持ちの世界が彼にとっては魅力だった

しかし、美しい女性との愛欲の世界もいい
2重生活をするうちはよかったが、欲望だけが殆どで密会していたノラが妊娠し
割り切った女かとクリスには多分思っていたのだと思うが
ノラは普通の女性になっていく
妊娠したことで急に強くクリスにせまり、妻と別れてほしいと泣き叫ぶ

殺すことはないと思うけどそこは映画だからと思って展開を見ていたが
優秀な刑事が彼を疑り、証拠もつかむ
・・・が、
最後の最後でリングを橋の欄干にリングがあたり、地と川どっちに落ちるか・・・
コートのネットの上で回転して回るボールのように
どちらに落ちるか画面に釘漬けになる
地に転がり落ちたから、見ているものには、証拠が地上に残った以上
そこから足がつくと思わせといて・・・

いわゆるそれが、クリスの強運になるとは、まさに人生はマッチポイントできまる
そしてだいどんでん返しが起こる
その演出がウッディ・アレンのすばらしさだ

とにかくご覧になってみるとよい
私の説明だけでは何がなんだかわからないでしょう?

かなりおもしろいサスペンスである

しかしこのマッチポイントという題名
いろんな意味があると思う
単なる最後のリングがどちらに落ちるかだけではない

監督の言わんとするところはいろいろな意味のマッチポイントがあると思う

この映画が駄作と見るか秀作とみるか
クリスは勝利者なのか、あるいはその生き方は本当は「負け」の生き方か・・・
上流階級の娘クロエと結婚するが心はノラをとったのか

いろいろ思うとあるが一番のポイントは・・・

この映画はこれで終わりなのか・・・そうではないのか
そこのところだと思う

クリスは上流社会へいくための人生計画を秘かにたて上流社会を狙ったワルだ
画面上で最後の30分、クリスは女性二人を殺す
その夜はさすがにうなされていたクリスだが次の日からは平然としている
ほんとうのワルなのか?
本当のワルならば完全犯罪をしたら笑うべきだ
だがクリスの表情は無表情だ
そこが救いか・・・

心から嬉しそうな場面は彼にはない
多分一生ないのだろう

この映画はこれで終わりではない
あのままでいるはずがない
今度は良心とやらが働いてそれが案外彼の失点になり
今度はどんどん落ちぶれていく人生をいくとか・・・
完全犯罪にはならないはずだきっと

必ずあの映画の続きを誰もが考える
うまくいってはだめなのだ
それを最後に見ているものに思わせる映画である
あの男は成功などはしない
後味の悪い映画・・・これから先この男は決して成功者ではない
このままでは済まないだろう

もっとそれ以上、悪い人生が彼を待つ
例えあのままいっても人間の普通の笑顔は彼には一生ないだろう

人生ってそんなにうまくいかない
一見成功した彼を思い浮かべるが、これから先彼はもっとも淋しい人生で崩れていく
これで終わりではない
マッチポイントの次ぎはデュース、デュースはずっと続くのだ

人生はデュースの連続のような気もする
だからこの映画は終わりではなくデュースが続きずっと終わらないのだろう

この映画はそんなことを感じさせる映画である
後味も悪いし彼にはこの先幸せはないと思う映画である

この映画の構成はすごくいいしおもしろい
目を覆うような場面もないけれどドキドキハラハラの映画だ

ヒッチコック並のトリックはないが、それにおとらない映画である
監督の腕を感じさせる
期待して一度は観てください
楽しめる、大変おもしろい映画である
posted by オサト at 18:33| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

「フランシスコの二人の息子」を鑑賞して

なかなかよかった映画である
しかしよかったのは前半
後半はあるいはなくてもいいかもしれない

とにかく前半は感動シーンが沢山ある
少年達がとてもあどけなくてかわいいのである
子供のことを思う父の姿もいい
そうだな・・・前半は見る価値大いにあるだろう
歌声もいい
家族愛もいい
いい映画である


ブラジルでの実話でありスーパースターと成長し映画も大ヒットしたという
サクセスストーリーである
サクセスストーリーといえば成功までの過程が非常におもしろい
前半が極めて美しく、いい場面が多い

フランシスコの二人の息子2


父親のフランシスコはブラジルで小作農をしていて

生活が非常に苦しい
しかも子供は7人
二人の息子ではなくて6人の息子である

映画の中心はほとんど前半
かわいい二人の息子が歌を歌いながら
路上ライブやどさ回りを重ねてひたすら家のためにお金を稼ぐ

この長男次男の表情や仕草が無垢でちょっとかわいすぎである
夫婦愛、家族愛も大いに歌い上げており
父親フランシスコの生活のやり方は無謀だが、
しかし家族は何も言わず信じて従うのだ

息子のハーモニカの才能をいち早く見つけたフランシスコは
収穫物や形見の拳銃まで売って息子にアコーディオンを買ってしまう

アコーディオン弾きを見つけ、息子に教えてくれと頼みこむシーン
たった一回でもすんなり覚えてしまう息子(ほんとかなあ)
最初は音痴だと思った息子の歌声もどんどんよくなってすばらしい歌声にかわっていく
これもすごい
ブラジル音楽と聴くと、サンバかボサノバかと思ったが、二人が中心に
歌っているのはほとんどカントリー風でそれをポルトガル語で歌っているから
印象深い
その歌声が子供らしく無垢でとてもなじみやすい、いい曲ばかりであった

フランシスコの二人の息子


前半の二人の息子は本当にかわいくて画面釘つけになった
路上ライブで初めてお金を手にした時のはにかんだ表情
目をきらきらさせて子供らしくかわいい 
最初はあんなに人前でもおどおどしていても
だんだんと歌にも自信をつけていく表情や目の動き
かなり感動的な場面がいっぱいだ
見所がとにかく沢山あった

 


ちょっと不思議なのは、この二人の才能を発見しどさ回りに連れ出し、1週間の約束を

4ヶ月連絡なしで伸ばしてしまう、また下の息子をいじめるシーンもあり、かなり怪しげな
悪人間ぽいミランダが、2回目に息子達と同伴する時には、心機一転
いい人間にかわっており、二人の息子とミランダで遊園地でサッカーをして
遊ぶシーンは急に変わりすぎでちょっとびっくりした
がそのシーンは子供達が無邪気で感動的といえば感動的だ

でもミランダは私は好まない男の部類である
ああいった人間は詐欺師に多そうで大変怪しい気がする
あの手の人間が急に子供達をかわいがり仲良くなるなんてちょっと意外ではあった

前半に息子の弟の方が事故で亡くなってしまうこともあるのだろうが
後半の場面の二人の息子は、二人の息子の兄は同じだがもう1人はその下の息子に変わってしまう
そこの切り替えがうまくできてないところがこの映画の惜しいところだ

後半は、感動的な場面もあまりなく誰にでもある苦労を普通の演技で
大した表情もなく普通に終わっている
しいていえば、その下の息子が小さい頃、兄の舞台を見るシーン、靴磨きをして稼いでいるシーン
などであるが、この下の息子を中心に成長していく過程をこの後半部分に
持って来るともっと盛り上がるのではなかったか・・・

とはいえ後半、父親が二人の曲をヒットさせるため、給料全部を両替して
リクエストの電話をかけまくるシーンは、結構感動ものである


この映画は、父が自分の好きな音楽を子供達に強要して
稼がせようというねらいも見えるが、それよりも
父親が子供の応援を影で一生懸命しながら守り抱きしめる
謙虚さもありそこの父子愛はすごくよかった

それで影で涙を流しても貧乏に絶え抜き、文句も言わずひたすら
夫にしたがう妻・・・これが見応えがあるのだ
7人もの子の子育てで毎日戦争のような忙しさであるのに
夫をささえる美しい妻
今時いるのだろうか・・・
「私を信じろ」と家を追われて出て行く時に一言妻にいう夫

我が家で「私を信じろ」ともし私が真面な顔で言ったとしたら
一瞬サーッと皆ひいてしまうのではないか・・・?

子供達もかわいいが健気な妻もすばらしかった
それに後半の成長した長男の妻もまた出来た女性だ
音楽家目指していつまでもぱっとしない夫のために内職し、
家系を支え、そして夫を支え、夫の力を信じて暮らす
もし世の夫全てがあのような妻を持ったら
男達皆が才能を発揮するであろう
世の中なかなかうまくはいかないものだな・・・


というわけで、この映画は前半だけで充分である
実話だから現在の様子と繋げるために後半も必要だったかもしれないが
前半後半でこの映画のようにあまりにも印象が変わり過ぎると
いい評価ができなくなってしまう
後半の大人になってからのシーンはどれもイマイチ
子供の無垢で無邪気な表情にはかなわないということなのかな・・・

まあブラジルの様子もよくわかるし、貧乏というとほんとの貧乏であり日本とは
比べられなくすごいものがある
ブラジルの都会と田舎の差もこうもあろうかと思うほどすごい

ラジオ音楽を唯一の楽しみにしていた父親フランシスコ
私も無線の配線を屋根につけたり、その気持ちは私とかなり共通するものがあって
フランシスコとは男同士好感が持てた映画である

posted by オサト at 01:38| 東京 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

映画『告発』(ケビン・ベーコン主演)を観て

私はジャンルは問わずどんな映画でも観るが
中でも裁判ものの映画はかなり観ているし大好きである
私が小学生高学年の頃初めて見た裁判ものの映画は・・・

ヘンリー・フォンダが製作・出演の映画

『12人の怒れる男』

告発2
                    ヘンリー・フォンダ

この映画は、ひじょうにお奨めである

まだ私は小学生高学年の頃、この映画を見たのだが
弁護士、裁判官が世間でどのような存在か詳しく理解していた
年齢でもないのに
裁判というものに強く魅かれひじょうに興味が湧いた映画である
それから中学の時も高校になっても同じこの映画を何度も観て、何度も感動した覚えがある


『12人の怒れる男』は裁判での12人の陪審員達の討論を描いた傑作ものの映画だった
殺人容疑の青年に対し、11人の陪審員が有罪と判定、しかし1人の陪審員が異議を唱える
裁判というのは緊張した時間が流れ白熱の討論が始まりハラハラドキドキの連続だ
その陪審員の勇気ある言動
私は本当に感動した
正義感が強いこんな人間になりたい・・・と幼心に思ったものだ


今回観た映画は

 ケビン・ベーコン主演 『告発』

告発1


実話だということだが大好きなケビンベーコンを見たいという妻の意見を尊重し
借りた映画であったので本当はそこまで期待はしなかったが・・・

しかし私は映画が始まった瞬間すでにスクリーンに釘付けになってしまったのだ

いつものケビンと違いものすごい演技である
ケビンの今までの作品の中では一番いいのではないか

告発3
                        ケビン・ベーコン


あれは演技ということを忘れ、なりきっていたとしか思えない
そのくらいすごい
刑務所でのシーンの痛々しさに思わず目をそむけてしまう場面もあるが、
彼のこの役になりきっている体を観ると

細かい表情、体の動き・・・全て伝わってくる

ヘンリー役のケビン・ペーコン

とにかく素晴らしかった

      
            


アルカトラズの刑務所であのような行為が実際に行われたいたのかと思うと
恐ろしくて身震いしてくる

真っ暗闇の独房に3年も閉じ込められ精神的におかしくなるヘンリー
妹に食べさせてあげたいと5$盗み脱出を試みただけであんな目にあわされたのか


刑務所では相手が犯罪者なら何をしてもいいのか
もはやそこには人権なんてない

正義といいながら悪魔のようなことを涼しい顔でやってのける


極悪非道冷酷そのままの副刑務所長


しかし人格を尊重し刑務所の責任を問い
無罪を主張し、そして刑務所を告発する弁護士がいた

クリスチャン・スレーターが扮するこの弁護士

ひじょうに勇気ある行動だった

実話であったというから
刑務所を告発したあの弁護士がもしいなかったらこの極悪非道な行為は
まだまだ続いていたのか

告発4
                        クリスチャン・レーター

正義感に燃えた弁護士
刑務所を告発したこの弁護士はすばらしい
私も辿ってきた道は偉そうなことはいえないが
間違っていることは追求し
正しいと思ったら通すこの信念は
私の目指す生き方だ

新米弁護士(クリスチャンレーダー)の役だが
どう見ても新米には思えない
正義、自由、人権・・・それを主張する若手弁護士である
若いけれど新米には見えない
法廷慣れした頭のきれるベテラン弁護士に見えてしまう

初々しさなどは全然感じられない


自分の思いを法廷でぶつけた時

彼の思いが強く出た時
もはや新米弁護士であろうがベテランであろうがもうそんなことはどうでもいいのだろう
それだけ彼の訴えは真剣であり
真実を追究し『告発』する思いが強かったのだ

また、この新米弁護士の話、訴えをちゃんと聴いた
裁判官もなかなかである
本当に中立な立場で裁判を進めている
強く訴える新米弁護士の意見も尊重する
そんな裁判官の姿勢は印象的であった

しかしなんといってもケビン・ベーコンだ
ケビンの演技がこの作品の全てであるかのように惹きつけられてしまう


妹と再会する場面
あまりにあっけなく
悲しい
こんなものか?
ラストもひじょうに切ないものがある

しかしその切なさを打ち消す
この映画の最大のラストシーン

ヘンリーが残した
この言葉

  『VICTRY』(勝利)

この言葉に込められた真実で救われた気持ちになった

勇気ある弁護士
政府を敵に信念を貫く
こんな勇気ある人間に私も今更ながら近づきたいと思ってしまう
この世の中にもっとこんな弁護士が存在してほしいと思う

深い重い映画であるが
ひじょうにいい映画である
posted by オサト at 21:55| 東京 ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月25日

「善き人のためのソナタ」 を鑑賞して

ソナタ2

          「善き人のためのソナタ」のヴィースラー
     盗聴器で反体制の疑いのある劇作家ドライマンの会話を探ろうとする


私は日記のようなブログを他で立ち上げているが
そのブログにもいくつか今まで鑑賞した映画を載せている
ここで映画だけの単独ブログを載せたのだから
そこで載せたいい映画はここでも紹介したいと思っています

今年観た映画でこの作品もすごく感動した
今でもこの作品の深さとヴィースラーのやさしさや時代背景を考えたりして
なんともいえない感情に思いふけったりしたいる
ぜひ味わってほしい映画である

−−−−−☆−−−−−−☆−−−−−−☆−−−−−
「善き人のためのソナタ」

映画を鑑賞すると

ラストによって救われる・・・ほっとする・・・こちらも喜びの笑みがでる
最後のシーンによってその映画の全てを物語るっていう映画は多いが
この映画はまさにそのラストシーンがいい


涙と微笑みと・・・
この映画の後はこの映画の内容を振り返り朝まで家族と語り合ってしまった

・・・ずっと語り続けたくなる映画・・・
この映画はそんな映画である


物語は1984年の東ドイツ
社会主義の独裁的な監視国家の下で反政府的な思想を取り締まる
秘密警察の警察官であるヴィースラー、
そしてそういう抑圧された環境の中で自由や芸術を探求する芸術家達、
監視の対象となったのは反体制の疑いのある劇作家ドライマンであった

ヴィースラーは
反体制と疑わしき劇作家ドライマンと同棲相手の舞台女優の家に冷酷に盗聴器をしかけ
徹底した監視をするうちに
彼らの自由な思想、音楽や文学を語り、
深く愛し合う彼らの世界にヴィースラーは次第に感化されはじめる


そして、劇作家ドライマンがピアノで奏でる

国によって自殺に追い込まれた信念の芸術家がプレゼントしてくれた、
「善き人のためのソナタ」を聴き、ヴィースラーはヘッドフォンから流れる調べに共感、共鳴し
激しく心が揺さぶられる・・・
そして危険を承知で彼らを救おうとする物語である

 
ソナタ4
     抑圧された国の環境の中でも、自由や芸術を愛するドライマンと恋人


冒頭では重い映画を想像していた
サスペンス的な要素があるのかとも思ったが

観て行くうちにどんどん画面に惹き付けられ
まさしく「人間ドラマ」が始まった


東西ドイツの壁崩壊前の1984年東ドイツの暗い背景

そんなに遠くない時代であるのに旧東ドイツがこんな世界であったとは・・・


当時旧ソ連に占領されていた社会主義国家である東ドイツと
アメリカイギリス統治国であった自由な西ドイツとは
同じ国名でこんなにも差があったなんて想像を絶するものがある

独裁的な国に仕えるヴィースラーは無表情で愛のない生活を送っていた
しかし、東ドイツの共産主義体制の下、暗く歪んだ独裁国家の中で、反体制的と疑われた
劇作家ドライマンを監視しているうち、ドライマンの人間的な自由な思想芸術、愛に共鳴し
冷酷さが徐々に和らぎはじめ段々と内面の人間的な熱い魂の変化が起こり始める

ドライマンがピアノで奏でる「善き人のためのソナタ」を聴いて
彼は涙を流し心が揺さぶられていくのだ
そこから彼は、芸術カップルの劇作家ドライマンと彼女を守り
献身的ともあろう心で助ける

ソナタ5
 そこには見返りも自分の将来もないいつまでも無表情な生活は続き
芸術家を助けた事により自分の人生も不遇なものになったが
しかし彼には後悔はない

そしてラストシーン
ベルリンの壁崩壊後自分が助けた劇作家の本を手にした時の
本屋の店員に答えた言葉

「Das ist fur mich」 (これはわたしのためのものです)

この言葉が物語の全てであろう
かすかに微笑んだヴィースラーの顔
ヴィースラーの目はこの時晴れやかで喜びに満ちていた

思えば、彼は自分のために行動はしたことがない、国家のために生活し、
そして、劇作家や女優のために自分の全てをかけて救う
彼は命令を守り続けた
芸術家を救った後もひっそりと誰にも言うこともなく
まじめな無表情な生活は続く

すべて自分のためではない
壁が崩壊されて自由がはいってきても彼自体の孤独はかわらない
そんな中で彼は本屋にて
自分が救った劇作家ドライマンの
「Dei Sonate vom Guten Menschen」(善き人のためのソナタ)
という本を見つける
その本の中にはかつての自分の認識番号「HGV XX7」に捧げると書いてあった

私はこの時涙がとまらなかった
まぎれもなく自分が陰ながら応援した劇作家によって書かれていた本だ
自分のためになど今まで生きることはなかったヴィースラー

ソナタ1
            だんだんと変わっていくヴィースラー

その彼がこの本は「Das ist fur mich」(わたしのためのものです)
と言った
この一言、このシーン 涙がとまらない
そしてこのシーンがあったから全てがいいのだ


仮に本屋の前をヴィースラーが通り過ぎても、
ドライマンの出版したこの本の宣伝のためのポスターを
ヴィースラーが気がつかず見過ごしていたら
この映画の価値は半減してしまうか・・・

いやそんなことはない
ヴィースラー自身が劇作家ドライマンに対して行った行為は
観ている我々もヴィースラーの心底の暖かさの発見、
芽生え、魂を揺さぶられるくらいの感動
そんなものがあった

しかしもしヴィースラーがドライマンのポスターに気がつかないで
この映画が「完」となっていたら・・・

それはヴィースラーがあまりにも悲しい

彼は国のため、人のため・・・それだけに仕えて生きてきた
壁崩壊後いきなり世界が自由を歌い上げて、東ドイツの人々の思想が変わっていっても
生まれながらに抑えつけられての教育が当たり前だったヴィースラー、
またその同類の人間達は、自分のために何をしてもいいという
自由を前面に歌う世界に慣れているはずがない

ヴィースラーのように育った人間達はこの環境に対応できずに結局人生終わってしまう
現に実際に東西統一されたドイツとなっても、東ドイツ側だった人間達は環境に
順応できずに相次いで当時自殺者が出たという

いきなり自由になって世界に対応できなかった
ヴィースラーのような人間にとってはあまりにも残酷なことにもなってしまった
これからどうすればいいかもわからず、
喜びもなく可もなく不可もなく淡々と人生をおくるだけ・・・

環境が急にかわった人間達、環境に対応できない人間達にとって
これほど悲しいことはない・・・

私は思う・・・
ヴィースラーが本屋でこのポスターに気がついたのは、いわば必然のことである
その日に気がつかなくても、何かが彼に教えてくれた
現に彼は本屋を通り過ぎて・・・また戻った・・・それは彼の意思ではなく
すでに必然とそういうことになっていたのだ・・・そんな気がしてならない

そしてヴィースラーはその本を手にした

その後の彼の晴れやかな喜びに満ちた顔
・・・それがその時の彼の全てだ

映画でなくても、こういうことは私達に往々にある
人生ってそういうものなんだ
ドライマンのポスターに気がつくのはヴィースラーにとって決められていたことである
きっと・・・

彼の人生はそれがあるから喜びにかわった
彼の人生は悲しくない
笑顔が生まれる・・・
彼の魂からでた彼の笑顔
そして
「Das ist fur mich」(わたしのためのものです)
もはやそれは、人のためではない
私のために・・・という笑顔

人生ってそんなものだ・・・
映画はそれを我々に教えてくれている



娘もブログを書いていて
娘のブログにかいてあった言葉を思い出した

『100回の辛いこと全部、
全身から湧き上がる
1回の笑顔でほんとに消える』
そのまま娘の言葉引用だが・・・
この映画にもそんな感じが静かに現れている

人間を語るいい映画だった

ソナタ3
           劇作家ドライマンと同姓相手の恋人との会話は
             いつも自由で新鮮だったにちがいない
 ヴィースラーは彼らの進歩的な考え、芸術を愛し躍動的な心に感銘しはじめる
 
残念なのはこのヴィースラー役の主人公
ウルリッヒ・ミューエ
彼は昨年2007年7月22日、病気のため亡くなったという
追悼作品になってしまった

とても残念だ
ご冥福を心より祈ります

posted by オサト at 00:04| 東京 ☔| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

私の映画に関する考え方・・・2

どんな映画でも楽しみがある

映画はわくわくするし最後まで結末が見えない
例え有名にならない映画であっても
お金がかかっていないとすぐわかる映画であっても
監督が、作者がなにを語ろうとしているか
その感動が見えてくる

この監督はすばらしいとか
この監督は別に普通だな等とそんな感想でもいい
必ずどの映画にも感じてくるから不思議である

それは毎日映画を何本も鑑賞するという訓練?を
長年続けた賜物であろうか

どんなにつまらなそうな映画でも、
観るにも忍びないくらいつまらない映画もあるが
そんな映画だって絶対に途中では鑑賞はやめない
映画って一度途中でやめてしまうと必ずそれが癖になってしまうからである

エンディングまで全部観つくすというのがポイントである
意外に最後を見て、全てを納得したり、ああこういうことだったのか・・・
などという結末にも出会えるからだ
最後まで観て何がなんだか結局だめだ・・・というノンフィクション性もストーリー性も
感じられず、ただくだらない映画や何が言いたいのかなんていう映画もよくある話だが
そういったことを感じてしまうのも、私の経験で内容を深く理解しようとする
自分の感じ方が肥えた証拠なのだろう

深い映画は本当にいい
浅く見せかけだけいい映画というのはつまらないし記憶にも残らない
映画の奥の目に見えない呼びかけを視聴者に感じさせるのが本当にいい映画だ

とにかく鑑賞してみないと映画はわからない
またよい映画は2度も3度も観たりする
そしてよい映画というのは、観るほど発見がある
いろいろな捉え方が生まれてしまい考えさせられる

監督はまず頭がよくなくてはできる仕事ではないとつくづく思う
映画の中に見せ場を作り、盛り上がり場面を作り、且つ指導力も必要
ここだけは譲れないという強い意思が感じられる映画は
確かに面白いと実感もするのである

 
映画は娯楽的には最高部類に入るが
映画くらい考えさせられるものはない
心に残る映画がもっともっとほしいと思う昨今だ

短時間にうまく表現してある映画まとめ上げている作品も実に少ない
長編小説を無理に短時間でまとめるというのは大変だと思うが
監督力のある監督は案外それもうまくこなしている
そこに原作編集の力も監督の力も実力が発揮されるのであろう

本もいいが、映画もいい
私は話題になっている小説などが映画化されると必ず観る
もちろん本を読んでから映画を観る
でなければ原作も筋書きも映画では見えなくなっていることもあるからだ

映画の仕事目指した方が結構自分には合っていたかもしれない
まあ現実は違うわけだが、それでそれで仕方がない
でもあの時代、映画に夢中になった自分の熱きよき時代を
今でも引きずっている部分はかなりあって
熱くなる精神はまだまだあるから嬉しくなる

「本当に映画っていい」と心から思うのである
 
私には映画を観るという趣味があったから日々楽しみがある
また私の映画鑑賞で家族は犠牲になるかもしれないが
(一緒に観ようと誘うので)
まあ我慢しておくれ


いい映画や鑑賞した映画などはできる限り紹介したい
よかったらいい映画は観てほしいと願う
但し映画を観すぎているせいか
私の批判はかなり厳しく辛口であるけれど
反感買ってしまう可能性もあるのだが・・・

どうかよろしくお願いします
タグ:映画 観賞 洋画
posted by オサト at 02:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私が映画が好きな理由と映画に対する考え方・・・1

私は日記ブログを他で立ち上げているのだが
そのブログの映画感想のところを選んでこちらで映画のブログとして
きちんとまとめてゆきたい
なぜならばその方が映画ファンの方達と気持ち共有できると思ったからだ
映画のページは同じとなるが
こちらは映画だけとして本格的にきちんと書きたいと思っている
映画ファンの方々よかったらこれからどんどん遊びにいらしてくださいね 


 
私は昔、〇映株式会社にてアルバイトをしていたこともあり
映画に関してはかなりうるさいし
目も肥えている(つもり)だし結構批判も厳しい

何せ家にも150インチの映画用(液晶ではなく)プロジェクタースクリーンを取り付け
まるで映画館の雰囲気で鑑賞している
ご近所のこともありボリュームはあまり大きく出せないが
それでもちょっと大きめにするとかなりの迫力だ

家のそばにはTSUTAYAもあるおかげで
我が家はいつでも映画を楽しめる

私の映画歴はかなり長い
観ていない映画は・・・となると
まだまだあるけれど一応流行した映画は全部鑑賞済みくらいすごい数の映画を観ている

それでも友人から聞いたり、この映画はよかった・・・あの映画は観ておくべきだ・・・
という話をきくといてもたってもいられなくなってまたTSUTAYAに寄る日々は続く

〇映にアルバイトしていた期間はかなり長く約5年
好きだからなかなかやめれなかったバイト先であった

〇映にはその頃、割りと大きな試写室があり、バイト業務が終わり
会社側でそこの部屋が空いていると確認がとれた場合
好きな映画を好きなだけ観てもよいという夜時間を自由にとることが出来た
私は時間も忘れて次ぎの日まで鑑賞してしまうという日々がかなりあったと思う

 会社側としては社員の映画教育のためにそういうチャンスを
とっていてくれた訳だが、私くらいその会社側の親切行為を大いに活用した
人間も少ないのではないか・・・しかもバイトの分際で

最近は映画は4本も5本も続けて観るとさすがに疲れてくるものだが、
その頃の私は疲れと感じなかった(現在は2本でちょうどいいくらい)・・・・・・続く
posted by オサト at 01:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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